業務プロセスに最適なIT選定|システム候補リストアップの重要性と手順
どうもお世話になります。 株式会社Backpedal 代表の三澤達郎です。 今回は、 システム候補リストアップの重要性と手順 をお伝えします。 前回、業務プロセス見直しの重要性について解説しました。 (前回の記事はこちら) 業務プロセスを変革せよ|IT導入で真のDXを実現する秘訣 前回記事にて、何度も強調しましたが、IT導入やDX導入で成果を出そうとするのであれば、業務プロセスの見直しは必須です。 今回は、そんな業務プロセスの見直しの次に行うステップ、システム候補リストアップについてお話します。 業務プロセスの見直しによって、あるべき姿を定義した後、この候補リストアップであるべき姿に最適なITを選定しましょう。 適したITを選択しないと、導入の効果、成果は十分に得られません。 この記事で得られるもの システム候補リストアップの手順 候補リストアップ時に押さえるべきポイント 各IT導入方式のリスク システム候補のリストアップの手順 業務プロセスの見直し後、業務プロセスの変更が発生する箇所をどのように補っていくのかを決定します。 運用を変えるだけなのか、それともITを導入するのか。 ITを導入する場合は、その業務プロセスに合った導入するIT候補をリストアップする必要があります。 候補リストアップは以下の手順で行います。 【候補リストアップの4ステップ】 ①導入方式の決定 ベストプラクティス(※1)に寄せられる場合はクラウド、難しい場合はパッケージやフルスクラッチを検討する ②調査 既製品のITを導入する場合は、ネットリサーチ等で製品調査を行う ③ 機能やコスト、サポート体制を比較 補助的な機能、コスト、サポート体制等で総合的に判断する ④3つくらいに絞る ③で比較した結果、最大3つに絞る ※1 成功事例をもとに導き出された、最適な実践方法や業務プロセスを指す 導入方式はどのように決定するのか 見直した業務プロセスに合わせ導入方式を決定します。 システムには、大きく分けて3つの導入方式があります。 方式 機能の自由度 開発期間 コスト(初期・運用) サーバー構築・保守体制 フルスクラッチ開発 高い 独自の機能を実装可能 長い 年単位で時間がかかる 初期コストは高い 運用コストはサーバ維持費と保守費用 必要 サーバ構築、保守体制 パ...